人見知りを改善する方法は、「大丈夫」を積み重ねること

人見知りを改善する方法は、「大丈夫」を積み重ねること
萌仔
萌仔

この記事はこんな方におすすめ!

  • 人見知りをなおしたい
  • 人見知りの原因を知りたい
  • 人見知りで困っている

「大人になっても人見知りがなおらなくて嫌になる…」
「人見知りをなおして色んな人と気軽に話せるようになりたい!」

こんな風に思うことはありませんか?

この記事では、人見知りを改善した私自身の経験から人見知りの原因改善方法解説しています。

みなさんの人見知り由来の大変さ解消に少しでもつながるとうれしいです。

お忙しい方に向けて、先にざっくり結論です。

この記事の結論

人見知りの原因=信頼ハードルの高さ

他者が自分のことを受け入れてくれると思うまでの時間が人よりも必要だから、人見知りが発動されている。

改善するには、
「人は意外と自分を受け入れてくれる」と思える経験を積み重ねて、「信頼のハードル」を下げることが大切。

人見知りの原因について

まとめ

「この人は信用できる」「自分を受け入れてくれる」とすぐに思えない。

だから、自分の心を守るために人見知りが発動される

最初に、人見知りの背景にある感情から考えていきます。

人見知りの背景には、「怖い」という感情が隠れています。

  • 見通しが立たなくて怖い
  • 人に嫌われるのが怖い
  • 失敗するのが怖い

では、何がそんなに怖いんでしょうか?もう少し分解してみます。

  • 見通しが立たなくて怖い
    →何をすれば良いか分からない、どうふるまえば良い分からない
  • 人に嫌われるのが怖い
    →嫌われたらそこにいられなくなるかもしれない、傷つきたくない
  • 失敗するのが怖い
    →失敗したら怒られるかもしれない、自己否定に陥るかもしれない

「失敗」「嫌われること」「傷つくこと」がすごく怖いと思っていることが分かります。

  • 初めて会う人は、私の失敗を見て幻滅するだろう
  • 新しい職場でミスをしたら怒られるだろう
  • 嫌われないようにふるまって、環境に順応しないといけない

人見知りをする人の心の深い部分には、このような考えがあるかもしれません。

反対に、人見知りをしない人はこのようなことを考えているのではないでしょうか。

  • 初対面の人はみんな親切にしてくれるはずだ
  • 失言をしても人から嫌われることはないだろう
  • ゆっくり慣れて、徐々に仲良くなっていけばいい

両者を比べてみると、「他人は自分を受け入れてくれる」という「他者への信頼」について違いがあることが分かります。

最初から「人は自分を受け入れてくれる」と思っていれば、自分の言動で嫌われたり怒られたりするといったマイナスな方向に進む可能性を考えずに、自分をさらけ出すことができます。

でも、「人は自分を受け入れてくれない存在だ」という前提があると、「この人は大丈夫なのかな」「自分を受け入れてくるのかな」と探る時間が必要で、その調査期間中、自分を隠すことにつながるでしょう。

↓考え方の変え方は別記事で解説しています↓

人見知りを改善する方法

結論

「自分をさらけだしても意外と大丈夫」を積み重ねることが大切

人見知りを改善する鍵は、「大丈夫」を積み重ねていくことだと考えています。

私の場合、「この人は大丈夫」「意外と初めての環境でもみんなやさしいから大丈夫」「失敗しても後で取り返せるから大丈夫」という経験を重ねることによって、はじめての環境へのハードルがかなり低くなりました。

悲しいことに、人見知りはひとりで向き合っているだけでは改善しません。

シミュレーションをしたり、話す話題を用意したりするとその場は切り抜けられますが、根本的な解決にはならないことがほとんどです。

「大丈夫」を積み重ねていくためには、やっぱり人と会うことが必要です。と言っても、なかなか一歩が踏み出しづらいものですよね。

私のオススメは、段階を踏む人見知り改善トレーニングです。

まずは、ハードルの低いはじめての場所に行き、「未知の場所はこわいものじゃない!」と自分に覚えさせます。

STEP1

  • 知らない街の図書館に行く
  • はじめての電車に乗る
  • いつも違うスーパーで買い物する
  • 市区町村が運営しているフリースペースを利用する

次に、「意外と人ってやさしいんだ」という経験を積みます。公共の施設やお店など、丁寧な応対をしてくれる場所で練習するのがおすすめです。

STEP2

  • 知らない街の図書館で、職員さんに話しかけて勉強スペースを借りる
  • いつもと違うスーパーで、店員さんに商品の場所を聞く
  • 駅員さんに電車の乗り方を聞く

そして、自分が心を開けていないと思う人に、少し自分のことを話して、「受け入れてくれる感覚」を味わいます。

STEP3

  • 職場の上司や後輩に少しだけ自分の本音を話してみる
  • 取引先の人と雑談をする
  • 美容師さんに自分のことを少しだけ話してみる

この3STEPのトレーニングを通して、自分の中の「大丈夫経験値」をためていきましょう。ノートにメモしておくのも良いですね。

荒療治的に、外交が多いサークルに入ったり、営業の仕事に就いたりすることも効果があると思いますが、ストレスが大きくなりやすいです。

段階を踏んで、人見知りを改善していきましょう。

人見知りあるある

最後に、人見知りあるあるをご紹介します。

「あるある!」「私だけじゃないんだ」と共感できる場になればうれしいです。

人見知りあるある
  • はじめてのお店に入るのが怖い
  • 転職前日は一睡もできない
  • 適当なことを話し過ぎて後悔する
  • 友だちとは狭く深く
  • クラスに話したことのない人がいる
  • とっさに言葉が出てこない

はじめてのお店に入るのが怖い

行ったことのないお店は、チェーン店でもドキドキしてひとりじゃ入れないことがあります。

注文のシステムが分からなかったり、店員さんの雰囲気やどんな味のご飯なのか分からないと不安になりますよね。

転職前日は一睡もできない

転職など、環境の変化に弱いのも人見知りあるあるではないでしょうか。

私も、入社の前日に次の日のことを考えすぎて眠れなくなった経験があります。

新しい環境では当然知らない人ばかりで、受け入れてもらえるか、怖い人はいないか、ちゃんとふるまえるかなど色んな心配が思い浮かびますよね。

適当なことを話し過ぎて後悔する

人見知りが故に、沈黙が苦手でとにかく思いつくままに話して後々後悔する…という人も以外と多いと思います。

初対面の人ほど沈黙が怖くてたくさん話すから、人見知りと分かってもらえず、しんどくなっている方もいるのではないでしょうか。

友だちとは狭く深く

仲の良い子はひとりかふたりで、その子となら何時間でも一緒に入れるくらい仲が良い。こういった、「狭く深い交友関係」を好む人も多いと思います。

浅く広く、だと、自分のことをたくさんの人に知ってもらわないといけないので、疲れちゃいますよね。

クラスに話したことのない人がいる

同じクラスでも話したことのない人が結構たくさんいませんか?

クラスメイトだから、人となりは分かっているはずなのに、なぜか交友関係が広がっていかないのも人見知りあるあるではないでしょうか。

文化祭や修学旅行で一時的に仲良くなっても、その期間が終わるとまた話せなくなる…そんな経験がある人も多いと思います。

とっさに言葉が出てこない

人見知りがあると、「これ話して大丈夫かな」「この言葉遣いで間違ってないかな」と考えてなかなか言葉が出づらくなることがあると思います。

特に、突然質問をされたとき、「なんて答えるのが正解なのか」「相手が求めていることに応じなければ!」と思って、言葉に詰まってしまうこともありますよね。

おわりに

今回の記事は、小さなころから大人になった今まで人見知りが直らずしんどい思いをしている方々へ向けて書きました。

人見知りがあると何かとうまくいかないことも多いですが、すぐに人を信用しないというのは、自分の心を守るための大切な術でもあります。

人見知りの自分を認めた上で、少しずつトレーニングを重ねて人や環境と関わる怖さを減らしていけると、今よりも生きやすくなると信じています。

萌仔
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

著者プロフィール
この記事を書いた人

ひとのことを知りたい1993年生まれ。発達障害のひとたちと関わる仕事をしている。

生きづらさとの向き合い方を毎日考えています。自分とうまく付き合うための方法を共有できればと思いブログを開設しました。

保有資格:JADP認定メンタル心理カウンセラー/発達障害学習支援シニアサポーター

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