仲間外れにする人ってどんな気持ち?実体験から解決策も

仲間外れにする人ってどんな気持ち? 実体験から解決策も

この記事では、

  • どうしてあの人たちは仲間外れにするの?
  • 私が仲間外れにされるのはどうして?

と思っている人に向けて、実体験をもとに仲間外れにする人の気持ちや、自分が仲間外れにされる理由、仲間外れにされたときに知っておきたかったことを見ていきます。

今のつらい状況から抜け出したい、気持ちを楽にしたいと思っている人のヒントになるようなことを書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

仲間外れにする人ってどういう気持ち?

まずは、仲間外れにする人の気持ちを考えてみたいと思います。例として、私が仲間外れにされていたときのことを振り返っていきます。

高校時代。運動部に入っていた私は、6人いた同期に仲間外れにされていました。
放課後の遊びに自分だけ誘われなかったり、待ち合わせをして大会に行かなければいけないときに、待ち合わせの場所を教えてもらえなかったり。どうして私だけ誘ってくれないのか聞いても教えてもらえませんでした。

私は6人のことが好きで仲良くなりたかったので、仲間外れにされることはさみしくて悲しかったのを覚えています。

いま、6人がどうして私を仲間外れにしていたのか、いろいろと理由を考えてみました。

  • 私以外の人たちでいる方が楽しかった
  • 周りに合わせないといけない同調圧力
  • 私の言動で場の空気を乱すものがあった
  • 一度仲間外れにするタイミングがあった後引くに引けなくなった

でも、ここまで考えてみて感じたのは、「なんとなく」という感覚的なものが一番強かったんじゃないかな?ということです。

なんとなく、仲間はずれにしているという感覚もなく、なんか気に入らなくて誘わなかったことが、そのまま文化のように根付いてしまって、後に引けなくなってずっと続いていた、そんなところではないでしょうか。

そう考えると、あまり仲間外れにしている人の気持ちを考えるのは良いことではないように思います。
それよりも、他に目を向ける方法を考えた方が精神衛生上よさそうです。

どうして自分が仲間外れにされるのか

次に、自分が仲間外れにされる理由も見ていきます。
私は、高校時代の仲間外れについて、その「コミュニティのカラーに自分が合わなかった」と、今現在は納得しています。

どのコミュニティにも、「合う」「合わない」はあります。

  • MBTIでE(外交的)タイプの人が多いところにI(内向的)な人がひとり入ったとき
  • 本について語り合うコミュニティに運動好きな人がひとり入ったとき
  • ストリート系ファッションが好きな人がモード系の洋服屋さんに入ったとき

こんなとき、居心地の悪さを感じるのではないでしょうか。
これは、コミュニティそれぞれのカラーや空気・形と、自分が持っているカラーや空気・形の間のギャップが大きいからです。

振り返ってみると、私は部活にいる時間がそれほど楽しいと感じていなかったし、居心地が良い場所でもなかったと思います。新しい人と関わることがこわくて、小学生時代の友だちが入部すると決めていた部活に一緒についていく形で決めた部活でした。

反対に、クラスで仲良い子といるときは、部活にいるときよりもたくさん笑っていたし、心を開けていたように思います。きっと、私の場合は部活にいた子たちよりもクラスの子たちの方がカラーが近かったのだと思います。

カラーに合わないということは、「環境が違う」というだけの話で、自分も相手も悪くないということです。

自分の性格が変だから仲間外れにされているとか、空気を読めないから嫌われているんだとか、そういうことではなく、「自分が選んだ環境が自分に合わなかった」。これが、自分が仲間外れにされる理由なのではないでしょうか。

仲間外れにされたときに知っておきたかったこと

最後に、私が仲間外れにされていたときを振り返って、その時知っていたら少し気持ちが楽になったかもしれないと思う情報を共有していきますね。

世界は広い

まず、声を大にして伝えたいのは、「世界はそこだけじゃない!」ということです。

特に学生時代は、自分が所属しているコミュニティが世界のすべてのように感じてしまうと思います。
他にどんな世界があるのか分からないし、どう世界を広げていけば良いのかも分からないですよね。

でも、世界は確実に広がっています。

学校の中だけで見ても、「部活」もあれば「クラス」もあり「委員会」もあります。学校の外に目線を向けると、「習い事」や「近所の人との付き合い」「幼馴染とのかかわり」が目に入りますし、使い方に工夫は必要ですが「ネット」の世界も無限に広がっています。

現実世界で物理的に世界を広げなくても、本や漫画を読んだり映画を観ることもおすすめです。心の中の世界が広がっていきます。

「自分がいる場所が世界のすべてじゃない。私の合う世界は他に絶対にある」と心に留めておきましょう。

時間が最大の味方

時間は、最大の味方です。

あたりまえですが時間は人類みな共通の全員平等で与えられているもの。
特に同じコミュニティに所属しているのならば、「始まりの時間」「終わりの時間」は同じことが多いでしょう。

今のコミュニティを変えられたらそれが一番良いですが、それが難しいときは「時間は自分の味方だ」と思ってください。

今の状況が永遠につづくことはなく、絶対に終わりが来ます。時間の区切りがある環境にいて仲間外れにあっているのならば、その区切りまでは大変ですが、区切りがつけばその環境はなくなります。

「時間は絶対に経過するものだ」という言葉もお守りとして持っておくと安心です。

環境は変えて良い

環境を変えることにためらいはないでしょうか?

私は、高校時代の部活をやめることにすごくためらっていました。
もともとの性格上完璧主義なところがあり、はじめたことを途中で辞めることが許せなかったし、その辛いと感じる環境を抜けることも逃げている感じがしていやでした。

でも、いま考えると、「耐える必要はなかった」「早く環境を変えておけば良かった」と思います。

その環境から逃げないことで強くなれると思っていましたが、そう思った時点でもう十分その経験から得られる強さは獲得しつくしていたと思います。

むしろ、環境を変えて、自分が合う、居心地の良い場所にいる時間を増やした方が、人間として成長できたのではないかと考えています。

環境を変えられる選択権があるのなら絶対に変えてよいし、耐える必要は本当にありません。
環境を変えた世界線で得られるものもたくさんあるはずです。

相談しても良い

最後に、「周りの人に相談しても良い」ということをお伝えします。

周りの人、特に近い人に今の状況を話すのって勇気がいりますよね。
心配かけちゃうんじゃないかな~とか、言っても分かってもらえないかも…とか、どうせ何にもならないしとか…。

でも、「誰かに話すこと」って結構効果があります。話すことで頭の中が整理されて自分がどうしたいのかが分かってきたり、気持ちがすっきりしたりもします。

もし今周りに信頼ができる人がいるのであれば、雑談ベースで大丈夫なので今の状況を話してみると気持ちが楽になると思います。

まとめ

今回は、仲間外れにする人の気持ちを知りたい、なぜ自分が仲間外れにされるのか知りたいという方に向けて、私の実体験をもとに考えた情報を共有していきました。

仲間外れにされるのは、自分のせいではなく、「環境に自分が合っていない」というマッチングの問題です。環境を変えられるのであれば環境を変えて、もし難しければ誰かに話してみたり、世界を広げたりしてみましょう。

今回の記事が、今のつらさを軽くするヒントになっていれば嬉しいです。

萌仔
萌仔

自分に合う環境に身を置いていきいき暮らしていきましょうね!

著者プロフィール
この記事を書いた人

ひとのことを知りたい1993年生まれ。発達障害のひとたちと関わる仕事をしている。

生きづらさとの向き合い方を毎日考えています。自分とうまく付き合うための方法を共有できればと思いブログを開設しました。

保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/JADP認定メンタル心理カウンセラー/発達障害学習支援シニアサポーター

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