ひとり暮らしでまっ黄色な卵焼きを作るための方法

ひとり暮らしの卵焼き研究記

ひとり暮らしで、卵焼きを食べたくなる時、ありますよね。

私は、ひとり暮らしをはじめて、お弁当を作るようになってから、「まっ黄色な王道卵焼き」を作りたいという思いが強くなり、卵焼きの焼き方をいろいろと研究してきました。

そんな私の、卵焼きが焼けるようになるまでの過程と、たどりついたおいしい卵焼きの焼き方をシェアしていきます。

卵焼きをうまく焼けない、焦がしちゃうという方のヒントになることがきっと見つかるはずです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

萌仔
萌仔

ひとり暮らしで味噌汁を手軽においしく作る方法も研究しました!

卵焼き研究① 火加減

私が一番研究に研究を重ねた、火加減。強すぎても焦げちゃうし、弱すぎても卵に火が通らないし、難しいですよね。

YouTubeで動画を見たり、色んなレシピサイトを見あさったりして、たくさんの方法を試してきました。

ガスコンロ編

研究をはじめた当初はガスコンロの家に住んでいました。私的にガスコンロの良いところは、火加減の微調整がきくところと、火の通りが早いところです。

反対に作りづらさにつながるのが、火の通りが早いがゆえに焦げやすいところでした。

温度の調節がネックになるので、温めたフライパンを濡れ布巾の上に置いて温度を下げてから卵液を入れてみたり、弱弱火で時間をかけて作ったり、色んな方法を試しました。

濡れ布巾の上に置いて温度を下げるのは、どれくらい下げれば良いのか判断が付きづらいこと、弱弱火で作ると卵液が固まるのに時間がかかり半熟の状態で巻き始めてしまって形が綺麗にならない。

そんな失敗を重ねた結果たどり着いたのが次の方法です。

  1. マックスの強火で油を引いたフライパンを温める。
  2. 卵液をはしで一筋とって、フライパンに線を引く。このとき、卵がジュっと焼け、一瞬で火が通ればOK。
  3. すぐにマックス弱火に火加減を調整。
  4. 卵液を入れて卵焼きを焼く。

ガッと一番の強火でフライパンを思いっきり温めた後に、一番小さな弱火にする。

このやり方で、焦げることなく、卵液が固まらないこともない、卵焼きを一番焼きやすいフライパンの温度を作ることができます。

IH編

今現在はIHの家に住んでいますが、IHでも基本は同じです。

フライパンを温めて、卵焼きを焼くときには低い温度に合わせます。

ただ、ガスコンロと違うIHの特徴は、火の通りがゆっくりなところ。そのため、ガスコンロよりも入念にフライパンを温める必要があります。

また、焼くときに温度を下げすぎると、うまく固まらずに形が崩れてしまう要因になることもありました。

この点を踏まえた具体的な調整の仕方はコチラ。

  1. 180度で油を引いたフライパンを温める。
  2. 油のすべりが良くなってきたら、卵液で一筋線を引く。このとき、一瞬で火が通ればOK。一瞬で焼けないようであればまだ温め続ける。
  3. 160度に温度を落として、卵焼きを焼き始める。

IHの種類によって温度が多少異なると思うので、そこは微調整が必要です。

目安として、「最初は一番高い温度で温める」。卵焼きを焼くときは、「下から二番目の温度で温める」をやってみて、そこから各IHに合わせて調整していくのがおすすめです。

卵焼き研究② 味付け

続いて、味付けです。

味付けは、もちろんおいしさに直結する部分でもあり、卵焼きの色に関係する部分でもあります。

私は「まっ黄色の卵焼き」を目指して、いろいろな調味料を試しました。

塩、砂糖、しょうゆ、はちみつ、粉末だし、マヨネーズ、味の素、水を入れてみたり、片栗粉…。

「これを入れたら卵焼きが美味しくなる!」とよく言われているものは一通り試したと思います。

試行錯誤した結果たどり着いたのは、「はちみつと少々の塩」でした。

しょうゆを入れた卵焼きは香ばしさがあり美味しいのですが、どうしても焦げやすくなってしまいます。

また、砂糖を入れるとコクのある甘みの卵焼きが作れますが、こちらも焦げる原因になりました。

粉末だし、マヨネーズ、味の素は、どちらかというとジャンキーな味によるため、私の求めている「オーソドックスな卵焼き」とは少し違う味付けでした。

はちみつと塩は、焦げる要因にはならないですし、ほんわかやわらかな卵焼きに仕上がります。また、卵のコクとはちみつのまろやかな甘みを塩が引き立て、幸せを感じられる味付けにできます。

もちろん、そのときの自分が求めている味に合わせて調味料を変えるのは大前提として、「まっ黄色な王道卵焼きをつくる」という点では、はちみつと塩がおすすめです。

卵焼き研究③ 焼き方

卵焼き研究で一番難しかったのが、焼き方です。

私が目指したところは、「気泡が一切入らない卵焼き」でした。これは難易度が鬼レベルで、正直今でも失敗することがあります。

そして、気泡が一切入らない卵焼きを作るために一番必要なのは、「練習」です。

最初に入れた卵液と次に入れる卵液の接着面の気泡をどれだけつぶせるか、ちょうど良い半熟具合を見極めて巻けるか、これができるようになるためには、やはり経験値が必要です。

焼くたびに切って、気泡の有無を確かめていたあの頃…。はじめて気泡のない卵焼きを作れたあの日。忘れられない努力の日々です。

あくまでも練習、努力が必要ということを大前提として、練習の過程で得た気づきをシェアしていきます。

  • 卵をかき混ぜるとき、なるべく泡が立たないようにボウルの底に箸をこすりつけるようにして混ぜる。
  • 卵液を入れると、必ず大きめの気泡がジュワッとできるので、すぐにすべての気泡を箸でつぶす。
  • 最初の卵液もできる限り丁寧に巻く。これがその卵焼きの軸となるので、あなどれない。
  • 巻き始めるのは、気泡をつぶし終わり、卵の周りが固まってきたくらいから。
  • 巻くのは素早く!時間をかけると気泡がやってくる。

卵焼き研究結果報告 これがベストな作り方

色々と試行錯誤した結果たどりついた卵焼きのベストな作り方をまとめていきます。

用意する道具

  • フライパン(できれば卵焼き用の四角いものの方が巻きやすい)
  • 菜箸
  • キッチンペーパー
  • 小皿
  • 卵焼きを冷ますためのお皿(通気性のよいものだとべちゃっとならず良い)

材料(卵焼き4~5個くらい)

  • 卵 3個
  • はちみつ 4秒くらいボトルを握って出てくる量
  • 塩 7振りくらい

作り方

  1. 卵3つを冷蔵庫から取り出し、菜箸でよく混ぜる。
    ※混ぜるときは、箸をボウルの底にこすりつけるようにすると気泡が入りにくい
  2. 卵液にはちみつ(4秒分くらい)と塩(7振りくらい)を入れてよくかき混ぜる。
    ※ここで味見をして調整
  3. キッチンペーパーを小皿に乗せ、その上から油をかけてしみこませる。
  4. フライパンをマックスの強火にかけ、すぐに油をしみこませたキッチンペーパーで油をフライパン全体に塗る。
  5. 手をフライパンの上にかざしてみて、熱を感じたら卵液を一筋とり、フライパンに線を引く。
  6. 引いた線が一瞬で焼けたら、一番弱い火加減にする。
  7. 卵液の3分の1をフライパンに流し込み、フライパンを傾けて卵液を全体に広げると同時に気泡を箸でつぶす。
    ※スピード勝負です!
  8. 気泡がつぶれ周りが焼けてきたら、フライパンを振りながらリズミカルに奥から手前に向かって卵を巻く。
    ※練習が必要です!
  9. 7~8を繰り返す
  10. 最後の卵液を巻けたら、表面が固まるまで焼き付ける
  11. 通気性の良いお皿や巻きすに移し、粗熱が冷めるまで待って、切り分けて完成!

最後に

今回は、「まっ黄色で美味しい王道卵焼き」を作るための方法を紹介していきました。

私が卵焼き研究をしていたのは、2017年9月~2019年10月。そこから少し間があいてIHコンロの家に引っ越してからの2か月間くらいです。

もともとは、眠れない夜にyoutubeで卵焼きの作り方を見るとなぜか安心して眠れる、というところから、自分も作ってみたいという思いになり、研究を始めました。

卵焼き研究は日々考えながら改良していくことで確実に成果を得られるもので、そして獲得したスキルは一生ものになりました。私が人に自信をもって語れる話のひとつでもあります。

今回の私の経験が、みなさんの卵焼きライフを豊かにするものになっていたらうれしいです。

萌仔
萌仔

卵焼きは温度が大切!

著者プロフィール
この記事を書いた人

ひとのことを知りたい1993年生まれ。発達障害のひとたちと関わる仕事をしている。

生きづらさとの向き合い方を毎日考えています。自分とうまく付き合うための方法を共有できればと思いブログを開設しました。

保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/JADP認定メンタル心理カウンセラー/発達障害学習支援シニアサポーター

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