この記事では、就職活動を進めるにあたって「好きなこと」「やりたいこと」が分からない、見つからないという方に向けて、私が新卒就活時代にやっておけば良かったことをご紹介しています。
結論:好きなことの見つけ方
好きなこと・やりたいことを見つけるために私がやっておいた方が良かったな~と思う3つです。
- 周りからの評価やオススメは一度立ち止まって深く考える
- 職業適性検査の結果は跳ね返さない。受け入れて、どんな仕事があるか調べよう
- 「何でもできる」は嘘じゃない。今していることから派生したものを楽しもう
より深く知りたい方は、このまま読み進めていただければと思います!
好きなこと、やりたいことが分からなかった新卒後4年間
私が大学三年生で就活をはじめたとき、「好きなこと、やりたいことなんてない」と困っていました。
キャリアの授業で自分を振り返ったときも、特に「好きなこと」や「やりたいこと」が見えてこなくて、就活の軸が見つからないまま選考に突入。
結果的に新卒で入社したのは、学生時代に接客のアルバイトをやっていたからという理由と、商品名が面白かったからという理由で決めた小売業の会社でした。
入社当初から「ほんとにやりたいのはこれじゃない。いつか辞める」と周りに言っていて、2年しない内に退職することになりました。
退職したときは、とにかく何かしないといけないという謎の焦燥感があって、色んな資格を見あさりました。その中で見つけたのが行政書士の資格をとること。
行政書士の資格の学校に通いながら、朝早いパン屋の仕事をする日々を2年間続けました。
でも、この行政書士の資格が本当に自分に合っていなくて…。勉強内容に興味が持てず、一応学校には通っているけれど授業中全然別の内容を考えているし、そもそも「法律を勉強したい」という志があって始めたわけでもなかったのでモチベーションも上がらず、もちろん落ちました。
ここまでの経験を今振り返ってみると、だいぶ迷走しているな~という感想をいだきます。
でもよく言う、どんな経験にも学びがあるという言葉の通り、この4年間で得て今も活きている考え方は大きいです。
新卒である程度名の知れた企業に入社したことで、基本的なビジネスマナーを身につけられたし、働くのがどういうことなのかも分かりました。
資格の学校に通っていた時は、月給が10万円くらいで本当にお金がなかったので、一人暮らしの節約術を身につけたり、小さな幸せを発見できる視点を得ることができたりしました。
でも、最初から自分が好きな仕事に就いていたらどうだったんだろう?と考えることもあります。
今、私は福祉の仕事で発達障害の特性がある方の就労支援にあたっています。副業で、こういうライティングのお仕事もちらほら。
どちらも自分に合っていて好きな仕事だな~と思っています。
もし、大学を卒業してすぐに今と同じ仕事をしていたら、今とはちがう人生になっていたかもしれません。
身につけている知識の量、スキルも違うだろうし、経験値にも圧倒的に差が出ます。
じゃあ、大学時代に好きな仕事に気づくチャンスはあったんだろうか?
こんな風に考えることもあります。
もし、今大学生の方や、第二新卒の方で、自分の好きなことが分からない、やりたいことなんてないと思っているのであれば、ぜひこのまま読み進めてください。きっと就職活動のヒントになるはずです。
どうすれば就活時代に気づけていたか?
好きなこと、やりたいことを大学時代に気づくためにはどうしたら良かったのか…。
振り返ってみると、気づけるチャンスはいっぱいあって、ことごとくそれを見逃していたな~と思います。
スルーしなければもっと早く好きなこと、やりたことに気づけていたかも!という3つのチャンスを共有していきます。
周りからの「〇〇好きだよね」はスルーしない
私の場合、親から「人が好きだよね」とか、「よく考える子だったよ」とか言われていました。
当時は「ふ~ん」とか、「人見知りだし、人は好きじゃない」とかそんな風に反応してスルー。周りの友だちもよく考える子が多かったので、人よりも自分が特別考えるのが好きだとも思えませんでした。
でも、今考えてみると「あたってる!!」と思います。
「人が好き」「考える」は自分が好きなことで、なんなら今の自分のアイデンティティと言っても過言ではないものです。
周りの人の評価やオススメがあったとき、すぐに跳ね返すのではなくて一度「そうかも」と立ち止まって深く考えてみると、そこに好きなこと、やりたいことが隠れているかもしれません。
職業適性検査はバカにできない
大学3年生のときに、学年一斉で職業適性検査を行いました。
私の結果は、「理系の研究職」が向いているというもの。
当時文学部だった私は、「いや、もう遅いし」「理系なんてムリムリ。あたってない」と突っぱねってしまいました。
それまでネットで受けていた職業適性検査では大体文学系の仕事(作家とか編集とか)が出ていたし、自分でもそういう仕事がかっこいいなと思っていたので、その結果じゃなかったことに納得できなかったのもあるかもしれません。
でも!これも、今考えてみると「あたってる~!」と感じます。
理系、という部分は、自分の「答えが知りたい」「論理的に考えたい」という特性に、「研究職」は「考えるのが好き」という自分の特性に合っていたと思います。
研究職は、時間をかけてじっくり向き合って考えるお仕事。今、もし大学生に戻れたら、そういう仕事に就けるようにがんばったかも?と思うこともあるくらいです。
職業適性検査の結果は、自分の思うようなものじゃないと受け入れづらいことがあります。でも、そこには自分のやりたいこと、好きなことのヒントがあるかもしれません。
「まだ何でもできる」は嘘じゃなかった
個人経営のお弁当屋さんでバイトをしていたとき、店長に「まだ何でもできるんだから」とよく言われていました。
「もう大人だし、大学に進学して学部も決めちゃってるし、ここから新しいことなんてできない。方向転換できない。」と考えていた当時の私。
今、30代になって思うことは、「いやいや、なんでもできる!!」です。店長が言っていたことは正しかった。
留学とか学部を変えるとか、そういう大きな挑戦は自分の性格を考えると難しかったと思いますが、たとえば「資格の勉強」とか「大学で勉強したことの研究」とかは、できたと思います。今考えると、やりたかった気持ちにふたをしていたような気すらします。
大学時代は本当にまだ何でもできます。何でもできる、と言われると、何か大きなことへの挑戦が想像されて「いやいや…」となりますが、自分にできること、やっていることを発展させた何か、で十分だと思います。
その「何か」が好きなこと、やりたいことだったり、間接的につながったりするので、「何でもできる時期」を逃さずに何かをもがいてやる、ということも大切だと思います。
まとめ
以上、好きなことややりたいことを見つける方法について共有していきました。
私は、かなり遠回りをして自分の好きなことややりたいことを見つけたと自負しています。
それもそれで色々経験できて、無駄なこと必要なことも分かって良かったと思いますが、もっと早く見つけていれば今していることをより深く知れたんじゃないかなと思うこともあります。
もし、今、好きなこと・やりたいことが分からずに困っているという方がいたら、どうかヒントを見逃さずに、自分と向き合ってもらいたいと思います。
この記事が、みなさんが好きなこと・やりたいことに気が付くきっかけになっていたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!