「仕事に行きたくない」朝、泣きながら出勤してる人へ。対処法をご紹介

「仕事に行きたくない」朝、泣きながら出勤してる人へ。対処法をご紹介

この記事では、

  • 朝仕事に行きたくなさすぎて毎日泣いている
  • 涙が出てくるほどつらいのに仕事に行った方が良いのか
  • 仕事に行こうとしたら涙が出てくるときはどうしたら良いのかわからない

こんな方に向けて、朝仕事に行きたくないときの対処法をご紹介しています。

私は社会人になって丸8年経ちますが、新卒で入った会社に出勤するときは半年間毎日泣きながら通っていたのを覚えています。

そんな私が今振り返って、当時これを知っていたら気が楽になったかもなと思う方法を共有できればと思います。

仕事に行きたくなくて涙が出てくるほどつらいという方は、ぜひ最後まで読んで、気持ちが軽くなるヒントを見つけていただければうれしいです。

どうして仕事に行こうとすると涙が出てくるんだろう?

出勤日の朝、今日の仕事のことを考え始めると、自分の意思とは関係なく涙が出てくる。

この記事を見つけてくれたみなさんは、今そんな状況にあるんじゃないかと想像します。

私は、新卒で入社した会社が小売店を運営しているところで、最初の配属先は店舗運営、つまり店員さんでした。

もともと人見知りの性格があって接客が得意ではなかったこと、歴の長いパートさんや厳しい店長がいて、もう最初の頃から毎日通うのが憂鬱で仕方がなく、泣きながらバスに乗っていたのを覚えています。

みなさんが置かれている立場はそれぞれ違うと思いますが、ざっくりと、【人間関係】と【仕事内容】が合わないと仕事に行きたくなくなる、これは共通しているのではないでしょうか。

とはいえ、人間関係と仕事内容が合わない、これは色んな人が抱えている課題でもあります。
その課題に対して、受け流せる人もいれば、真正面からダメージを受けて辛くなってしまう人もいるでしょう。

じゃあ、どうして私たちは受け流せずにダメージを受けて毎日泣きながら朝出勤しているのか?

今、当時を振り返ってみると、私が泣くほど辛かった理由はこんな感じでまとめられます。

  • 辛いのは分かっているけど、どうしていいか分からなかった
  • ストレスという概念がなかった
  • 仕事が世界のすべてになっていた
  • 働く意味が自分の中で明確になっていなかった
  • 理不尽耐性がなかった
  • 社会人なんだからこれくらい我慢しなきゃと思っていた

いかがでしょうか?「私もそう!」と共感していただける部分があった方は、ぜひこのまま読み進めてほしいと思います。

朝仕事に行きたくなくて泣くときはどうするのが良いのか

仕事を世界のすべてだと思わないようにする

マイナスな考えに陥ってるときにありがちなのが、視野が狭くなっていることです。

「もうこれしかない」「絶対にこうしないといけない」「この環境で認められないとだめなんだ」「自分の居場所はここしかない」

こんな考えがあるのであれば、もしかしたら視野が狭くなっている合図かもしれません。
「しか」「だけ」や「絶対」がキーワードです。

出勤が泣くほど辛い場合、仕事がみなさんの世界のすべてになっている可能性があります。

「仕事で認められないといけない」「この場所に何とか適応しないと」

こんな考えになっていたり、休みの日も仕事のことばかり考えていたりしていないでしょうか?

私も泣きながら仕事に行っていた時は、すごく視野が狭くなっていて、本当に仕事のことしか見えていなかったように思います。

でも、実際、私たちの生活を構成する要素は仕事だけではありません。

仕事が多くの時間を占めているので、どうしても仕事がメインのように感じてしまいがちですが、そんなことはないんです。

キャリア発達の理論化、サニィ・ハンセン先生は、人生を構成する要素を「労働」「余暇」「学習」「愛」の4つで表現しています。

【人生の構成要素】

人生は余暇、労働、学習、愛で構成されている

この4つをどんな配分でどのようにつなぎ合わせていくかはその人の自由です。

人生は「労働」だけじゃないんだ。
趣味を楽しんでもいいし、恋をしてもいい。
家族を大事にする時間も必要で、自己研鑽するために学び続けることだって自由なんだ。

そんな考えを持っていると、視野が狭くならずに、仕事が世界のすべてという状況からも脱することができるのではないかと思います。

経験豊富な誰かに話そう

視野を広げることに関わってきますが、自分よりも社会人経験がある信頼できる人に話すのも良いと思います。

私の場合は、母に話しました。

母は今でも仕事を続けていて、社会人経験は私よりも大先輩。
そんなにべったりというわけではないですが、幸運にも悩み相談ができるくらいの仲ではあります。

家族には話せない人は、学生時代の先輩でもいいし、もちろん仕事の上司でも良いですね。
視野を広げることが目的なので、ネット上で質問を投げてみるのも私はありだと思っています。

私が母に相談したのは、パートさんに怒られたことでした。

私「店長に、靴の品出しをお願いされてやってたんだけど、店長に仕上がりを見せたら指示と違っちゃってたんだよね。それでもいいよって言ってくれて、そのままにしてたら、パートさんがすごい剣幕で怒ってきて…店長がいいって言ったことを伝えても、やり直しを指示されて結局やり直したんだよね。」

母「店長がいいって言ったなら、それは店長に従うべきだからパートさんが間違ってるね。気にすることじゃないよ。」

こんな感じで、「私が悪い」となっていることを、「仕事とはこういうものだから」という視点で正してくれました。

もしかしたら、経験が自分と同じくらいの友人に話したらふたりで一緒に落ち込んでいたかもしれません。

社会人経験豊富な相手に話したからこそ、客観的な仕事視点でのアドバイスをもらえます。

ちがう考えをもらえると考えすぎを防げるので、おすすめの方法です。

ストレス発散忘れてない?

大変な状況の渦の中にいるときほど、ストレス発散を忘れがちです。

そもそも「これがストレスなんだ」と冷静に気づくことも難しいかもしれません。

仕事をしているということは、ストレスと切っても切れ離せないでしょう。

特に泣くほど辛いというのは、ストレスがたまりきって、もう自分の心では抱えきれなくなっている合図だと思います。

疲れているとストレス発散をついつい後回しにしていまいがちですが、そうするとよりストレスがたまって、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。

意識的にストレス発散の時間を作り、今の辛い状況から少しずつ抜け出していきましょう。

【ストレス発散方法まとめ】

  • ひとりカラオケに行く
  • 推しのライブに行く
  • 自分のためにお金を使う(美容・ファッション・マッサージ・グルメ)
  • スーパー銭湯で1日過ごす
  • 学生時代の友だちと会う
  • お笑いを見て思い切り笑う
  • 走る、泳ぐ、筋トレする
  • エアボクシングをする

時が解決することも多い

今だから言えること、ですが、時間が解決することも多いのも事実です。

私の場合、辛かった原因は、
「新しい環境に慣れないこと」
「仕事内容が自分に合っていないこと」
「厳しい店長がいること」
「あたりの強いパートさんがいること」
でした。

半年くらいで辛さが軽減されたのですが、半年後にはこんな状況になっていました。

  • 新しい環境に慣れない
    →半年毎日出勤していたため、さすがに慣れた
  • 仕事内容が自分に合っていない
    →最初は接客メインだったが、半年後は売り場作りも任されてバランスが良くなってきた
  • 厳しい店長がいる
    →接するうちに愛があることが分かった
  • あたりの強いパートさん
    →新人に厳しい人で、半年たったころには何も言われなくなった

なんだかんだ、すべて時間が解決してくれたことだなと思っています。

辛いときは、「ずっとこの状況が続くんじゃないか」と不安でどうしようもなくなりますが、実際はそんなことはなくて、いつの間にかその状況はなくなっている…ということも多くあります。

「いつかなんとかなるさ」と楽観的に構えるのも、辛くなりすぎないためのひとつの方法なのかもしれません。

仕事は続けた方が良いのか?

今の辛い状況は、時が解決してくれることも多いとお伝えしました。

「じゃあ、いつかなんとなるから、今は辛いけど我慢して仕事を続けた方が良いのか?」

これはすごく悩ましいところだと思います。

人それぞれ状況が違いますが、ひとつ言えるとしたら、「眠れない・食べれない・笑えないなら辞めた方が良い」と考えています。

私の場合は、実家暮らしなのもあって、家に帰ったら仕事の愚痴を聞いてくれる人がいたし、推しのアイドルもいたので、毎日その曲を聞いてはげまされながら過ごしていました。

その状況だったからかは分かりませんが、何日も連続して眠れなくなることはなかったし、食事はしっかり取れていました。

TVを見て笑うこともできていた記憶があります。

結果的に、体調を崩すことはなく、半年後にはある程度楽しく仕事ができて、身だしなみに気を使うこともできていたし、泣きながら仕事に行くこともなくなりました。

結果的に、辞めなくてよかったと思っています。

でも、辞めた方が良い人も絶対にいます。

私の友人で、コールセンターの仕事がどうしても会わなくて、入社して3年経っても涙が出てくる子がいました。

食事はとれているけど、眠れなくなる夜があるし、休みの日も常に仕事について考えているとのこと。

それは健全な状態ではないこと、勇気を出して上司に相談して部署異動を願い出た方が絶対に良いと伝えました。

結果的に、彼は事務の仕事に異動して、仕事のことで涙が出てくることはなくなったそうです。

「眠れない」「食べれない」「笑えない」、あとは、性欲があったのに全然なくなったとかもそうですが、うつ病を疑うサインです。

無理をしてその状況を続けていると、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。

「これくらいなら大丈夫」
「眠れないことはだれにでもあるし」
「そんなに大変なことじゃない」
と我慢せず、信頼できる人に相談する、メンタルクリニックに行くなど自分を守る方法を選択してくださいね。

日本は福祉国家。仕事がなくても国が助けてくれますし、辞めても新しい仕事はきっと見つかります。
心を守る選択をしましょう。

まとめ

仕事に行きたくなくて、朝泣いているという人に向けて、私の実体験を交えながら対処法をご紹介していきました。
対処法をまとめておきますね。

  • 仕事は世界のすべてではないと思う
  • ストレス発散はこまめに行う
  • 経験豊富なだれかに相談しよう
  • 時が解決してくれると希望を持つ

仕事を続けるor続けないの判断は、

  • 眠れない
  • 食べれない
  • 笑えない

このような症状が出ている場合は、辞めた方が良いかもしれません。
心が風邪をひいている状態なので、しっかり病院に行って治療するのがオススメです。

この記事が、辛さを軽くする助けとなっていたらうれしいです。
拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました!

著者プロフィール
この記事を書いた人

ひとのことを知りたい1993年生まれ。発達障害のひとたちと関わる仕事をしている。

生きづらさとの向き合い方を毎日考えています。自分とうまく付き合うための方法を共有できればと思いブログを開設しました。

保有資格:JADP認定メンタル心理カウンセラー/発達障害学習支援シニアサポーター

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