社風が合わなくて、こんなストレスを感じていませんか?
- 上司にイライラする
- 目的が分からず困惑する
- 振り回されて疲れる
- 納得できないことが多い
- 仕事内容は好きなのに毎日モヤモヤ
- 条件はいいけど不満がある
私は、社風が合わない会社で働いていてなんとか適応しようともがいていた時、モヤモヤが止まらなくて眠れなくなることもありました。
今はなんとかその状態を脱しています。
そんな私が考える、「社風が合わないとストレスを感じる理由」「折り合いをつける方法」を共有していきたいと思います。
今まさに社風が合わなくてストレスを感じているという方はぜひ最後までお読みください。
社風が合わないとストレスを感じる理由
まずは、社風が合わないとどうしてストレスを感じるのか?その理由を考えていきます。
なんだか理由が分からないけどイライラする!ストレス!という状況って、モヤモヤすると思います。不思議と、なんで自分がそう感じているのか、その理由を知ることで30%くらいスッキリすることもありますよね。
社風が合わないストレスですが、これは、自分の価値観と企業の価値観(企業理念)のズレと、自分の仕事のやり方と企業の方針(経営方針)のズレにあると私は考えています。
企業にいる以上、その企業の価値観と方針に合わせないとうまく回っていかない、でも自分の価値観ややり方を変えるのは大変だし変えたくないし変えられない!
この赤と青のジレンマが、会社で働いて社風が合わずにストレスを感じている理由だと思います。
じゃあ、自分の価値観と企業の価値観のズレ、自分のやり方と企業の方針のズレって何?ということをこの後考えていきます。
企業理念と価値観の相違について
企業の価値観と自分の価値観が合っていないと、そこにひずみが生まれてしまいます。
企業の価値観とは、企業理念のこと。会社のHPに書いてあるものですね。
自分の価値観は、自分が大切にしていきたいことやこれまでの人生で大事にしてきたことです。
このふたつが共鳴する部分が大きければ大きいほど、無理に合わせなくても社風が合う、ということになるのではないかと考えます。
たとえとして、イオンの企業理念を見てみましょう。
お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する。
引用元:イオンHP
小売業が平和を支えるものであること、変わり続ける世の中に対応する会社であることで地域に貢献できること、こうした考え方にどれだけ共感できるかで、働きやすさは変わってくるでしょう。
もし、同じように「小売業と平和のつながり」に想いを持っていたり、「世の中の変化に対応しつづけていきたい」と思っている人であれば、会社全体の社風とマッチする部分も多くなります。
反対に、企業理念に全く共感できなかったり、1ミリも自分の中にそんな気持ちはないよ、という状態だったりすると、社風が合わずにストレスを抱えてしまう状況につながる可能性が高いと考えられます。
経営方針とやりたいこと・方法の相違について
事業の進め方に自分のやり方が合わない時にも、「社風が合わない」現象が生まれます。
たとえば私の場合、「目的を明確にしてから仕事をはじめる」という仕事の進め方が得意で、その方がパフォーマンスを高く出せることも多いのですが、それが経営方針と反していました。
会社の経営方針としては、「とにかくチャレンジ!」「やってみる!」というもので、ゴールが見えなくてもまずは走り始める形の仕事が多かったです。
当然、新しい仕事をはじめるときは毎回私の中に「え、目的は?」「ちゃんと計画立ててるの?」「現実的に考えてる?」とたくさんの疑問が…。
上司に質問しても、そもそも「とりあえずやってみよう!」の精神がベースにあるため、求める回答は得られず、このことが頭の中をぐるぐる回って眠れなくなる…なんてこともありました。
会社自体と仕事の進め方が合わないと、会社の中心部に近い人(上司とか)の発言ほど引っかかる部分が多くて、それがストレスにつながります。
社風が合わないときはどうしたら良いのか
ここまで読んでいただいた方は、「じゃあ、どっちかが歩み寄るのが良いのではないか」と思われたかもしれません。
もちろんそれも必要です。歩み寄れるのであれば、それが良いと思います。
企業を変えるために提案したり、仕組みを作ったりすることはできます。
自分が変わる方を選んで、企業に自分の価値観ややり方をフィットさせていく方が、企業を変えるよりもより現実的かもしれません。
歩み寄れない場合は辞めた方が良いのか
そうはいっても、歩み寄れない場合もありますよね。
- 歩み寄ろうとしたけど無理だった
- 自分の価値観は大切にしたい
- 企業の体制が固定化されている
- 社員の意見が上に届かない
などなど。
そうなると、当然「辞める」という選択肢が出てきます。
その選択をするのも良いのですが、人生を左右する選択になる可能性があるため、一度立ち止まって折り合いを付けられないか考えてみると良いと思います。
たとえば、私はこんな風に考えて折り合いをつけていました。
- 自分の価値観はプライベートで大切にする
- 会社では「会社の自分」という人格で仕事をする
- 会社の中の自分の価値観ややりたいことと合致している部分を育てる
大切なこと、やりたいことを会社で実現しようとしないで、プライベートを大切にすることでストレスは減っていきます。仕事と私生活の線引きができて寝る前に仕事でモヤモヤすることも少なくなりますよ。
また、会社の中に少しでも自分の価値観ややり方・やりたいことと合致している部分があれば(それは仕事内容でも人でもOKです)、そこにかける労力を増やすことで、ミスマッチ感を感じにくくなることもあります。
最後に
社風が合わなくてストレスを抱えている方に向けて、その理由やストレスを軽くする方法について共有していきました。
「社風が合わない。辞めた方が良いんじゃないか」
こう思うことがあると思います。
私自身、社風が合わない会社で働いていた時、何度もそう思うことがありました。
結果的に言うと、私はあの時点で辞めなくて良かったと思っています。
社風が合わないなかでなんとか働き続けようと考えてもがいた結果、合わない人を許せる幅が広がったし、視点も広がりました。
でも、たとえば、社風の合わなさが「人格否定(頭悪いとか、どうやって育ってきたのとか)」など自分の価値観を無理やり変えられるようなことにつながる場合、心を壊す可能性も出てきます。
そんな状況にある方は、ぜひ誰かに話してみたり、可視化したりして状況を客観視してください。その状況が普通なのか冷静に考え、自分が生きていくためにその会社に合わせた方が良いのか、辞めて別の道に行く方が良いのか判断しましょう。
退職したら給与がなくなるし、社会的に不安なことも増えると思いますが、次の働き口を見つける期間のサポート制度は国が用意してくれています。心が壊れない選択をしてくださいね。